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【令和7年度】第一種電気工事士 筆記試験の問題と解答・解説

令和7年度(2025年10月5日実施)の第一種電気工事士 筆記試験、全50問の問題と正解・解説です。問題は試験センターが公表したものを掲載し、解説は当サイトで作成しています。

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出典:令和7年度第一種電気工事士下期学科試験(一般財団法人電気技術者試験センター)

一般問題(問1〜40)

問1 図のような平行平板キャパシタにおいて,電極間に100Vの電圧を加えたとき,電極間に何も挟んでいない(空気)キャパシタ内の電界の強さE[V/m]は。ただし,電極間の距離d=1×103m,平行平板間の電界は平等電界とする。100VdE[V/m]

問1の問題と選択肢
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正解:ニ

平等電界の強さは E=V/d=100÷(1×10⁻³)=1×10⁵ V/m です。

問2 図のような直流回路において,スイッチSが開いているとき,抵抗Rの両端の電圧は36Vであった。スイッチSを閉じたときの抵抗Rの両端の電圧[V]は。2WSR60V6W

問2の問題と選択肢
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正解:ニ

S を開いているとき、2 Ω の電圧は 60−36=24 V で電流は 12 A、R=36÷12=3 Ω。S を閉じると R と 6 Ω の並列で 2 Ω になり、R の電圧は 60×2÷(2+2)=30 V です。

問3 図のように,角周波数が=500rad/s,電圧100Vの交流電源に,抵抗R=3とインダクタンスL=8mHが接続されている。回路に流れる電流Iの値[A]は。I100V3W8mHRLw=500rad/s

問3の問題と選択肢
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正解:ハ

誘導性リアクタンスは X_L=ωL=500×8×10⁻³=4 Ω。インピーダンスは √(3²+4²)=5 Ω で、電流は 100÷5=20 A です。

問4 図のような交流回路において,10の抵抗の消費電力[W]は。ただし,ダイオードの電圧降下や電力損失は無視する。100V10W

問4の問題と選択肢
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正解:ハ

ダイオードで半波整流されるので、電流が流れるのは半周期だけです。全波なら 100²÷10=1 000 W のところ、その半分で 500 W です。

問5 図のような三相交流回路において,電源電圧はV[V],抵抗R=5タンスXL=3,誘導性リアクである。回路の全消費電力[W]を示す式は。V[V]3φ3W電源XLRV[V]XLXLV[V]RR

問5の問題と選択肢
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正解:イ

電力を消費するのは抵抗だけです。Δ結線の各 R には線間電圧 V がかかるので、全消費電力は 3×V²/5=3V²/5 [W]。Y結線のリアクタンスは電力を消費しません。

問6 図のような単相3線式電路において,スイッチA及びスイッチBを閉じているとき,図中の電圧Vは102Vであった。スイッチAは閉じたままで,スイッチBを開いた場合,電圧Vはどのように変化するか。ただし,電源電圧は104V一定で,電線1線当たりの抵

問6の問題と選択肢
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正解:イ

A・Bとも閉じているときは平衡で中性線の電流は0、V=102 V なので電流は 10 A です。B を開くと、A の負荷だけが電圧線と中性線の 0.2 Ω×2 を通ることになり、I=104÷(0.2+10.2+0.2)≒9.81 A、V=9.81×10.2≒100 V。約2 V 下がります。

問7 図のような単相3線式配電線路において,負荷A,負荷Bともに消費電力800W,力率0.8(遅れ)である。負荷電圧がともに100Vであるとき,この配電線路の電力損失[W]は。ただし,電線1線当たりの抵抗は0.4し,配電線路のリアクタンスは無視す

問7の問題と選択肢
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正解:ハ

負荷電流は I=800÷(100×0.8)=10 A。上下の負荷が同じなので中性線の電流は0で、損失は外側の2線だけで 2×10²×0.4=80 W です。

問8 図のような配電線路において,抵抗負荷R1に50A,抵抗負荷R2には70Aの電流が流れている。変圧器の一次側に流れる電流I[A]の値は。ただし,変圧器と配電線路の損失及び変圧器の励磁電流は無視するものとする。

問8の問題と選択肢
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正解:ロ

損失を無視すると一次と二次の電力は等しく、二次側の電力は 100×50+100×70=12 000 W。一次電流は 12 000÷6 000=2 A です。

問9 図のような,低圧屋内幹線からの分岐回路において,分岐点から配線用遮断器までの分岐回路を600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)で配線する。この電線の長さaと太さbの組合せとして,不適切なものは。ただし,幹線を保護する配線用遮断器

問9の問題と選択肢
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正解:ロ

幹線の過電流遮断器 100 A に対し、分岐点から配線用遮断器までの長さが 3 m を超え 8 m 以下なら、電線の許容電流は 100 A の 35 %(35 A)以上が必要です。5 m で許容電流 34 A の 5.5 mm² とした(ロ)が不適切です。8 m を超える場合は 55 %(55 A)以上が必要で、(ニ)の 14 mm²(61 A)は適切です。

問10 定格出力22kW,極数4の三相誘導電動機が電源周波数60Hz,滑り5%で運転されている。このときの1分間当たりの回転数は。

問10の問題と選択肢
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正解:ロ

4極・60 Hz の同期速度は 120×60÷4=1 800 min⁻¹。滑り 5 %なので回転数は 1 800×0.95=1 710 min⁻¹ です。

問11 変圧器の鉄損に関する記述として,正しいものは。

問11の問題と選択肢
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正解:ロ

鉄損(ヒステリシス損+渦電流損)は、磁束密度が大きいほど増え、磁束は一次電圧に比例するので、一次電圧が高くなると鉄損は増加します。(ロ)が正しい記述です。鉄損は周波数によって変化し、ヒステリシス損と渦電流損の和なので、どちらよりも大きくなります。

問12 LEDランプの記述として,誤っているものは。

問12の問題と選択肢
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正解:ロ

LEDチップ1個の発光に必要な順方向電圧は、直流で数V程度です。「直流100 V以上」とした(ロ)が誤りです。LEDはpn接合に電圧を加えて発光するエレクトロルミネセンスを利用し、青色LEDと黄色の蛍光体で白色を出す方法があります。

問13 浮動充電方式の直流電源装置の構成図として,正しいものは。

問13の問題と選択肢
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正解:ニ

浮動充電方式は、整流器に蓄電池と負荷を並列に接続し、整流器から負荷へ電力を供給しながら、蓄電池にも少しずつ充電を続ける方式です。整流器の出力側に蓄電池と負荷が並列につながっている(ニ)が正しい構成です。

問14 写真の照明器具には矢印で示すような表示マークが付されている。この器具の用途として,適切なものは。

問14の問題と選択肢
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正解:イ

「SB・SGI・SG形適合品」の表示は、日本照明工業会が定めた断熱材施工天井に埋め込んで使えるダウンライトに付けられるマークです。断熱材を敷いた天井に埋め込んで使用できます。

問15 写真に示す,主に屋外に設置され,機器内で二酸化炭素を利用する機器の名称は。

問15の問題と選択肢
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正解:イ

写真は、冷媒に二酸化炭素(自然冷媒)を使い、大気の熱を集めてお湯をつくる自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)です。屋外のヒートポンプユニットと貯湯タンクで構成されます。

問16 図は,ボイラの水の循環方式のうち,自然循環ボイラの構成図である。図中の①,②及び③の組合せとして,正しいものは。蒸気ドラム①②タービンへ③水給水ポンプ燃焼ガス煙突へ

問16の問題と選択肢
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正解:ニ

燃焼ガスが最初に当たる①は、ドラムから下降した水を加熱して蒸気にする蒸発管です。②はドラムで分離した蒸気をさらに加熱してタービンへ送る過熱器、③は煙突側の排ガスの熱で給水を予熱する節炭器です。

問17 全揚程がH[m],揚水量がQ[m3/s]である揚水ポンプの電動機の入力[kW]を示す式は。ただし,電動機の効率ををpとする。m,ポンプの効率

問17の問題と選択肢
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正解:イ

ポンプが水をくみ上げる仕事率は 9.8QH [kW] です。電動機の入力はこれをポンプ効率と電動機効率で割って、9.8QH/(η_pη_m) [kW] になります。

問18 架空送電線の雷害対策として,適切なものは。

問18の問題と選択肢
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正解:イ

アークホーンは、雷サージでがいしにフラッシオーバが起きたとき、アークをがいしから離れた電極間に飛ばしてがいしの破損を防ぐ雷害対策です。がいしの洗浄やシリコンコンパウンドの塗布は塩害対策、ダンパは電線の振動対策です。

問19 同一容量の単相変圧器を並行運転するための条件として,必要でないものは。

問19の問題と選択肢
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正解:ニ

単相変圧器の並行運転に必要なのは、極性が一致すること、変圧比(一次・二次の定格電圧)が等しいこと、インピーダンス電圧(%インピーダンス)が等しいこと、などです。効率が等しいことは必要条件ではありません。

問20 高圧受電設備の短絡保護装置として,適切な組合せは。

問20の問題と選択肢
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正解:ニ

短絡保護は、過電流継電器(OCR)が短絡電流を検出し、高圧真空遮断器(VCB)で遮断する組合せです。高圧柱上気中開閉器は短絡電流を遮断できず、地絡継電器・地絡方向継電器は地絡保護用です。

問21 キュービクル式高圧受電設備の主遮断装置として,不適切なものは。

問21の問題と選択肢
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正解:ロ

キュービクル式高圧受電設備(JIS C 4620)で、限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器(PF・S形)を主遮断装置にできるのは、受電設備容量 300 kV·A 以下の場合です。400 kV·A の設備に PF・S形を使った(ロ)が不適切です。

問22 写真に示す機器の用途は。

問22の問題と選択肢
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正解:ロ

写真は、高圧進相コンデンサと直列に接続する直列リアクトルです。高調波電流を抑制し、コンデンサ投入時の突入電流も抑えます。

問23 写真に示す過電流蓄勢トリップ付地絡トリップ形(SOG)の地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(GR付PAS)を設置する場合の記述として,誤っているものは。

問23の問題と選択肢
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正解:ニ

SOG形のGR付PASは短絡電流を遮断できません。構内で短絡事故が起きると PAS を一旦ロック(過電流蓄勢)し、一般送配電事業者の遮断器が動作して配電線が無電圧になってから PAS を開放します。「配電線を停止させることなく自動遮断する」とした(ニ)が誤りです。地絡事故では配電線を止めずに自動遮断し、波及事故を防ぎます。

問24 低圧屋内配線の金属可とう電線管工事に使用する電線管に関する記述として,誤っているものは。

問24の問題と選択肢
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正解:イ

2種金属製可とう電線管(プリカチューブ)は、1種より耐水性・機械的強度に優れ、湿気の多い場所でも使えます。「1種の方が耐水性に優れている」とした(イ)が誤りです。

問25 写真に示す材料のうち,電線の接続に使用しないものは。

問25の問題と選択肢
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正解:イ

(イ)はコンクリートにボルトを固定するためのアンカー(あと施工アンカー)で、電線の接続には使いません。(ロ)はボルト形コネクタ、(ハ)は圧着スリーブ、(ニ)は差込形コネクタで、いずれも電線の接続に使います。

問26 写真に示す工具の名称は。

問26の問題と選択肢
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正解:ニ

写真は、架空電線を引っ張ってたるみを調整するための張線器(シメラー)です。電線をつかむ部分とラチェットで巻き取るワイヤからなります。

問27 バスダクト工事の記述として,誤っているものは。

問27の問題と選択肢
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正解:ロ

バスダクトを造営材に取り付ける場合、支持点間の距離は 3 m 以下(取扱者以外が出入りできない場所で垂直に取り付ける場合は 6 m 以下)です。支持間隔を 5 m とした(ロ)が誤りです。

問28 金属管工事の施工方法に関する記述として,適切なものは。

問28の問題と選択肢
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正解:ニ

使用電圧 300 V を超える低圧の金属管には原則C種接地工事が必要ですが、接触防護措置を施せばD種接地工事にできます。(ニ)が適切です。金属管には絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)を使い、管内に接続点を設けてはいけません。高圧屋内配線は金属管工事では施設できません。

問29 地中電線路の施設に関する記述として,不適切なものは。

問29の問題と選択肢
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正解:ロ

地中電線路には、絶縁電線ではなくケーブルを使用します。地中電線路に絶縁電線を使った(ロ)が不適切です。

問30〜34は、次の図についての問題です。図をタップすると大きく表示されます。

令和7年度 問30〜34の図

問30 ①に示す地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(UGS)に関する記述として,不適切なものは。

問30の問題と選択肢
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正解:ハ

地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(UGS)は負荷電流の開閉はできますが、短絡電流を遮断する能力はなく、必要ともされていません。「短絡事故を遮断する能力を有する必要がある」とした(ハ)が不適切です。定格短時間耐電流は、短絡電流に耐えられるよう受電点の短絡電流以上のものを選びます。

問31 ②に示す構内の高圧地中引込線を施設する場合の施工方法として,不適切なものは。

問31の問題と選択肢
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正解:ロ

高圧地中電線路は、長さが 15 m 以下の場合を除き、物件の名称・管理者名・電圧を表示します。直接埋設式で長さ 20 m なのに表示を省略した(ロ)が不適切です。

問32 ③に示す電路及び接地工事の施工として,不適切なものは。

問32の問題と選択肢
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正解:ロ

防水鋳鉄管の建物内側には、水の浸入を防ぐ防水装置(防水処理)が必要です。プルボックスに水抜きを設けても、防水装置の取付けは省略できません。(ロ)が不適切です。

問33 ④に示すケーブルラックの施工に関する記述として,不適切なものは。

問33の問題と選択肢
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正解:ニ

ケーブルラックの金属製部分の接地を省略できるのは、乾燥した場所で長さ 4 m 以下の場合などです。長さ 15 m で D種接地工事を省略した(ニ)が不適切です。

問34 ⑤に示す高圧受電設備の絶縁耐力試験に関する記述として,不適切なものは。

問34の問題と選択肢
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正解:ハ

ケーブルの絶縁耐力試験を直流で行う場合、試験電圧は交流の試験電圧(最大使用電圧の1.5倍)の2倍です。「交流の1.5倍」とした(ハ)が不適切です。

問35 自家用電気工作物として施設する電路又は機器について,D種接地工事を施さなければならない箇所は。

問35の問題と選択肢
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正解:ハ

高圧計器用変成器の二次側電路にはD種接地工事を施します。高圧電路の外箱のない変圧器の鉄心はA種、使用電圧 400 V の電動機の鉄台はC種、6.6 kV/210 V 変圧器の低圧側中性点はB種接地工事です。

問36 需要家の月間などの1期間における平均力率を求めるのに必要な計器の組合せは。

問36の問題と選択肢
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正解:ロ

平均力率は、その期間の有効電力量 W と無効電力量 Q から cosθ=W/√(W²+Q²) で求めます。必要な計器は電力量計と無効電力量計です。

問37 「電気設備の技術基準の解釈」において,停電が困難なため低圧屋内配線の絶縁性能を,使用電圧が加わった状態における漏えい電流を測定して判定する場合,使用電圧が100Vの電路の漏えい電流の上限値[mA]として,適切なものは。

問37の問題と選択肢
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正解:ハ

解釈第14条では、停電が困難なため絶縁抵抗を測定できない場合、使用電圧が加わった状態での漏えい電流が 1 mA 以下であれば、絶縁性能があるとみなせます。

問38 「電気工事士法」において,自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)に係る電気工事のうち「ネオン工事」又は「非常用予備発電装置工事」に従事することのできる者は。

問38の問題と選択肢
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正解:イ

自家用電気工作物(最大電力 500 kW 未満の需要設備)のネオン工事と非常用予備発電装置工事は「特殊電気工事」で、特種電気工事資格者でなければ従事できません。第一種電気工事士だけでは従事できません。

問39 「電気用品安全法」において,交流の電路に使用する定格電圧100V以上300V以下の機械器具であって,特定電気用品は。

問39の問題と選択肢
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正解:イ

定格電流 100 A 以下の配線用遮断器は特定電気用品なので、60 A の配線用遮断器(イ)が該当します。単相電動機や進相コンデンサは特定電気用品以外の電気用品で、(PS)E の表示も特定電気用品以外の電気用品に付けるものです(特定電気用品はひし形の〈PS〉E)。

問40 「電気設備に関する技術基準を定める省令」において,「高圧又は特別高圧の電路と低圧の電路とを結合する変圧器は,高圧又は特別高圧の電圧の侵入による低圧側の電気設備の損傷,感電又は火災のおそれがないよう,当該変圧器における適切な箇所に」と規定され

問40の問題と選択肢
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正解:イ

電気設備技術基準第12条では、高圧または特別高圧と低圧を結合する変圧器は、高電圧の侵入による低圧側の損傷・感電・火災を防ぐため、適切な箇所に接地を施さなければならないとしています。これがB種接地工事です。

配線図(問41〜50)

問41〜50は、次の図についての問題です。図をタップすると大きく表示されます。

令和7年度 問41〜50の図

問41 ①で示す機器の動作特性試験に用いるものは。

問41の問題と選択肢
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正解:ロ

①は地絡方向継電器(DGR)です。動作特性試験には、電圧・電流・位相を設定して加えられる地絡方向継電器試験器(ロ)を使います。(イ)は過電流継電器などの継電器試験器、(ハ)(ニ)は絶縁耐力試験に使う装置です。

問42 ②で示す部分の施工で使用しないものは。

問42の問題と選択肢
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正解:ロ

②は高圧ケーブルの終端接続部(ケーブルヘッド)です。施工にはラチェットレンチ、ケーブルの外装をはぐ工具、ケーブルカッタなどを使います。黄色の柄の手動圧着工具(ロ)はリングスリーブ(E形)用で、ここでは使いません。

問43 ③で示すa,b,cの機器において,この高圧受電設備を点検時に停電させるための開路手順として,最も不適切なものは。

問43の問題と選択肢
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正解:イ

停電させるときは、まず負荷電流を遮断できる遮断器ⓒ(VCB)を開き、次に断路器ⓑ(DS)、最後に区分開閉器ⓐ(PAS)の順に開きます。断路器は負荷電流を開閉できないので、最初に断路器ⓑを開く(イ)が最も不適切です。

問44 ④で示す装置を使用する主な目的は。

問44の問題と選択肢
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正解:ニ

④は計器用変圧器(VT)の一次側に設ける限流ヒューズです。VTの内部で短絡事故が起きたとき、ヒューズが溶断して事故が高圧の主回路に波及するのを防ぎます。

問45 ⑤で示す図記号の器具の名称は。

問45の問題と選択肢
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正解:ニ

⑤の図記号は、計器用変圧器の二次側に設ける試験用端子(電圧端子、VTT)です。電圧計や継電器の試験のときに、外部の試験器を接続するために使います。

問46 ⑥に設置する機器として,一般的に使用されるものの図記号は。

問46の問題と選択肢
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正解:ニ

⑥には避雷器(LA)を設置します。避雷器は点検や交換のために断路器(DS)を介して高圧母線に接続するので、断路器の図記号と避雷器を組み合わせた(ニ)が一般的です。

問47 ⑦で示す機器の役割は。

問47の問題と選択肢
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正解:ハ

⑦は計器用変流器(CT)です。高圧電路の大電流を小電流に変成し、過電流継電器や電流計に送ります。

問48 ⑧で示す機器の名称は。

問48の問題と選択肢
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正解:ニ

⑧の図記号は、限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器(PF付LBS)です。変圧器やコンデンサの開閉と、短絡時のヒューズによる保護に使います。

問49 ⑨で示す部分に使用するCVTケーブルとして,適切なものは。

問49の問題と選択肢
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正解:ロ

⑨は変圧器二次側(低圧 210 V)の幹線に使う600 V CVTケーブルです。低圧用なので内部・外部半導電層や銅シールドはなく、導体を架橋ポリエチレンで絶縁し、ビニルシースを施した単心3本をより合わせた(ロ)の構造です。(イ)(ハ)は高圧用の構造です。

問50 ⑩で示す動力制御盤内から電動機に至る配線で,必要とする電線本数(心線数)は。

問50の問題と選択肢
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正解:ニ

動力制御盤内の図記号はスターデルタ始動器です。スターデルタ始動では、電動機の6つの巻線端子(U・V・W と X・Y・Z)をそれぞれ始動器につなぐので、6本の電線(心線)が必要です。

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