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【令和8年度】第一種電気工事士 筆記試験の問題と解答・解説
令和8年度(2026年10月4日実施)の第一種電気工事士 筆記試験、全50問の問題と正解・解説です。問題は試験センターが公表したものを掲載し、解説は当サイトで作成しています。
出典:令和8年度第一種電気工事士下期学科試験(一般財団法人電気技術者試験センター)
一般問題(問1〜40)
問1 静電容量5Fのコンデンサに10Vの直流電圧が加えられている。このコンデンサに蓄えられる静電エネルギー[J]は。

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正解:ハ
静電エネルギーは W=½CV²=½×5×10⁻⁶×10²=2.5×10⁻⁴ J です。
問2 図のような直流回路において,a-b間の電圧[V]は。2W5W8Wab20V5W5W

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正解:ロ
上下の枝はどちらも 10 Ω なので、並列部分は 5 Ω、回路全体は 10 Ω で電流は 2 A。各枝に 1 A ずつ流れます。左の分岐点から見ると、a 点までは 2 Ω で 2 V、b 点までは 5 Ω で 5 V 下がるので、a−b 間の電圧は 5−2=3 V です。
問3 図のような交流回路において,電源電圧は200V,抵抗は20,リアクタンスはX[],回路電流は20Aである。この回路の力率[%]は。

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正解:イ
抵抗の電流は 200÷20=10 A。全電流 20 A のうち有効分が 10 A なので、力率は 10÷20=0.5、50 %です。
問4 図のような交流回路において,10の抵抗の消費電力[W]は。ただし,ダイオードの電圧降下や電力損失は無視する。100V10W

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正解:ハ
ダイオードで半波整流されるので、電流が流れるのは半周期だけです。全波なら 100²÷10=1 000 W のところ、その半分で 500 W です。
問5 図のような三相交流回路において,線電流Iの値[A]は。

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正解:ハ
1相のインピーダンスは √(12²+16²)=20 Ω。Δ結線の各相には 200 V がかかり、相電流は 10 A。線電流は相電流の √3 倍で 10×1.73≒17.3 A です。
問6 図のような単相3線式配電線路において,負荷Aは負荷電流10Aで遅れ力率50%,負荷Bは負荷電流10Aで力率は100%である。中性線に流れる電流IN[A]は。ただし,線路インピーダンスは無視する。.E.IN1φ3W電源.E.IA負荷A電流10

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正解:ロ
中性線には、負荷Aと負荷Bの電流のベクトルの差が流れます。İ_A は 10 A で 60° 遅れ、İ_B は 10 A で同相なので、2つと差のベクトルは正三角形になり、I_N=10 A です。
問7 図のような単相3線式配電線路において,負荷A,負荷Bともに消費電力800W,力率0.8(遅れ)である。負荷電圧がともに100Vであるとき,この配電線路の電力損失[W]は。ただし,配電線路の電線1線当たりの抵抗は0.4とし,リアクタンスは無視

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正解:ハ
負荷電流は I=800÷(100×0.8)=10 A。上下の負荷が同じなので中性線の電流は0で、損失は外側の2線だけで 2×10²×0.4=80 W です。
問8 線間電圧V[kV]の三相配電系統において,受電点からみた電源側の百分率インピーダンスがZ[%](基準容量:10MV・A)であった。受電点における三相短絡電流[kA]を示す式は。

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正解:ハ
基準電流は I_n=10×10⁶÷(√3V×10³)=10⁴/(√3V) [A]。短絡電流は I_n×100/Z なので、10⁶/(√3VZ) [A]=1 000/(√3VZ) [kA] です。
問9 図のように,高圧進相コンデンサ(Y結線で,1相当たりの静電容量C[F])に,周波数f[Hz]の三相交流電圧V[V]が加わっている。このコンデンサに流入する電流I[A]と,コンデンサの全無効電力(進相容量)Q[var]を示す式の組合せとして,

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正解:ロ
Y結線のコンデンサ1相には V/√3 がかかるので、電流は I=2πfC×V/√3。全無効電力は Q=3×(V/√3)×I=2πfCV² です。
問10 6極の三相かご形誘導電動機があり,その一次周波数がインバータで調整できるようになっている。この電動機が滑り5%,回転速度1140で運転されている場合の一次周波数[Hz]は。

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正解:ニ
同期速度は 1 140÷(1−0.05)=1 200 min⁻¹。f=pN_s/120=6×1 200÷120=60 Hz です。
問11 変圧器の損失に関する記述として,誤っているものは。

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正解:ニ
銅損は I²R で電流の2乗に比例するので、負荷電流が2倍になると銅損は4倍になります。「2倍」とした(ニ)が誤りです。効率は銅損と鉄損が等しいとき最大、無負荷損の大部分は鉄損、鉄損はヒステリシス損と渦電流損からなる、はいずれも正しい記述です。
問12 一般的に用いられている電球型LEDランプのランプ寿命は。

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正解:ニ
一般的な電球型LEDランプの寿命は約 40 000 時間です。白熱電球(約1 000時間)や電球形蛍光ランプ(約6 000〜12 000時間)に比べて非常に長寿命です。
問13 鉛蓄電池の電解液は。

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正解:ニ
鉛蓄電池は、正極に二酸化鉛、負極に鉛、電解液に希硫酸を使います。水酸化カリウム水溶液はアルカリ蓄電池(ニッケル・カドミウム蓄電池など)の電解液です。
問14 写真の照明器具には矢印で示すような表示マークが付されている。この器具の用途として,適切なものは。

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正解:イ
「SB・SGI・SG形適合品」の表示は、日本照明工業会が定めた断熱材施工天井に埋め込んで使えるダウンライトに付けられるマークです。断熱材を敷いた天井に埋め込んで使用できます。
問15 写真に示すモールド変圧器の矢印部分の名称は。

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正解:ニ
モールド変圧器の上部に並ぶ平たい金属端子は、二次(低電圧側)の端子です。太い導体(ブスバー)を接続するため板状になっています。一次(高電圧側)の端子やタップ切替端子は、コイル前面の別の位置にあります。
問16 ディーゼル発電装置に関する記述として,誤っているものは。

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正解:ロ
4サイクルのディーゼル機関の動作工程は、吸気→圧縮→爆発(燃焼)→排気の順です。「吸気→爆発→圧縮→排気」とした(ロ)が誤りです。圧縮で高温になった空気に燃料を噴射して自然着火させるので点火プラグは不要、回転むらを滑らかにするはずみ車を使う、非常用予備発電装置に広く使われる、は正しい記述です。
問17 水力発電所の発電用水の経路の順序として,正しいものは。

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正解:ハ
水力発電所の水は、取水口から水路を通り、水圧管路で水車まで落とされ、水車を回したあと放水口から川へ戻ります。取水口→水圧管路→水車→放水口の順です。
問18 架空送電線のスリートジャンプ現象に対する対策として,適切なものは。

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正解:ロ
スリートジャンプは、電線に付いた氷雪が落ちた反動で電線が跳ね上がる現象です。上下の電線が接触しないよう、鉄塔で上下の電線の水平位置をずらす(オフセットを設ける)のが対策です。
問19 電力貯蔵用の二次電池として,一般的に使用されないものは。

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正解:イ
アルカリマンガン電池は充電できない一次電池なので、電力貯蔵用には使われません。レドックスフロー電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電池は充電できる二次電池で、電力貯蔵に使われます。
問20 高圧受電設備に雷その他による異常な過大電圧が加わった場合の避雷器の機能として,適切なものは。

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正解:イ
避雷器は、過大電圧が加わると放電して電流を大地へ流し、電圧を制限します。過大電圧が過ぎ去った後は続流を止めて、電路を速やかに元の状態に戻します。電路を切り離したりヒューズで遮断したりする装置ではありません。
問21 キュービクル式高圧受電設備の主遮断装置として,不適切なものは。

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正解:ロ
キュービクル式高圧受電設備(JIS C 4620)で、限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器(PF・S形)を主遮断装置にできるのは、受電設備容量 300 kV·A 以下の場合です。400 kV·A の設備に PF・S形を使った(ロ)が不適切です。高圧交流遮断器(CB形)は容量 4 000 kV·A 以下で使えます。
問22 写真に示す機器の用途は。

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正解:ニ
写真は、一次側の導体を貫通させて大電流を小電流に変える計器用変流器(CT)です。二次側に電流計や過電流継電器をつないで使います。
問23 写真に示す品物を組み合わせて使用する場合の目的は。

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正解:ハ
写真は地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(GR付PAS)と、その制御装置(地絡継電器)です。責任分界点に設け、高圧電路の開閉と、構内で地絡事故が起きたときの自動遮断(波及事故の防止)に使います。短絡電流は遮断できません。
問24 引込柱の支線工事に使用する材料の組合せとして,正しいものは。

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正解:イ
支線工事では、支線に亜鉛めっき鋼より線を使い、途中に感電防止の玉がいしを入れ、下端は地中のアンカ(支線アンカ)に固定します。耐張クランプは電線を引き留める金具で、支線には使いません。
問25 写真に示す材料の名称は。

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正解:ロ
写真は、コンクリートを打つ前に型枠に釘で取り付けて埋め込み、あとでボルトをねじ込んで機器や吊りボルトを支持するためのインサートです。ボードアンカは石こうボードに取り付ける金具です。
問26 電線を端子台や機器等に,ボルト・ナットを用いて接続する際に使用する工具として,適切なものは。

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正解:ハ
端子台や機器にボルト・ナットで電線を接続するときは、締め付けトルクを管理できるトルクレンチを使います。締め付けが弱いと接触不良で発熱するおそれがあるためです。
問27 使用電圧が300V以下のケーブル工事の記述として,不適切なものは。

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正解:イ
ビニルキャブタイヤケーブルは、点検できない隠ぺい場所に施設することはできません(展開した場所や点検できる隠ぺい場所の乾燥した場所などに限られます)。(イ)が不適切です。MIケーブルはコンクリートに直接埋め込めます。
問28 合成樹脂管工事に使用する合成樹脂管及びボックスその他の附属品を施設する際の記述として,誤っているものは。

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正解:ハ
合成樹脂管(硬質ポリ塩化ビニル電線管)の支持点間の距離は 1.5 m 以下です。「2 m」とした(ハ)が誤りです。差込み深さは外径の1.2倍(接着剤使用時0.8倍)以上で正しい記述です。
問29 可燃性ガスが存在する場所に低圧屋内電気設備を施設する施工方法として,不適切なものは。

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正解:ニ
可燃性ガスが存在する場所の金属管工事では、電動機の端子箱との可とう性を必要とする接続部に、耐圧防爆型または安全増防爆型のフレキシブルフィッチングを使います。金属製可とう電線管を使った(ニ)が不適切です。
問30〜34は、次の図についての問題です。図をタップすると大きく表示されます。

問30 ①に示す地中線用地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(UGS)に関する記述として,不適切なものは。

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正解:ロ
地中線用地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(UGS)は、地絡時に自動的に電路を開放する機能はありますが、負荷開閉器なので短絡電流を遮断する能力はありません。「短絡時に瞬時に遮断する」とした(ロ)が不適切です。短絡時は一般送配電事業者の変電所の遮断器が動作します。
問31 ②に示す地中高圧ケーブルが屋内に引き込まれる部分に使用される材料として,最も適切なものは。

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正解:イ
地中から建物の壁を貫通して高圧ケーブルを屋内に引き込む部分には、水の浸入を防ぐ防水鋳鉄管を使います。
問32 ③に示す高圧キュービクル内に設置した機器の接地工事において,使用する接地線の太さ及び種類について,適切なものは。

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正解:イ
高圧の機械器具の金属製部分にはA種接地工事を施し、高圧受電設備では接地線に断面積 5.5 mm² 以上の軟銅線を使うので(イ)が適切です。変圧器二次側の低圧1端子のB種接地も 5.5 mm² 以上が必要で 3.5 mm² は不足、1.6 mm の硬銅線や硬アルミ線は太さ・種類とも不適切です。
問33 ④に示す鋼製ケーブルラックの施工に関する記述として,不適切なものは。

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正解:ハ
ケーブルラックなどの金属製部分の接地を省略できるのは、乾燥した場所で長さ 4 m 以下の場合などです。長さ 10 m で D種接地工事を省略した(ハ)が不適切です。電灯幹線と動力幹線を同じラックに布設する場合、セパレータを省略できるのは一般にケーブル工事なので(ニ)は適切とされます。
問34 ⑤に示す低圧配電盤,低圧幹線等に関する記述として,不適切なものは。

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正解:ニ
三相3線式の電路に設ける過電流遮断器は、どの線に過電流が流れても検出できるよう、3極すべてに過電流素子をもつ3極3素子のものを使います。3極2素子のものを使った(ニ)が不適切です。
問35 直読式接地抵抗計(アーステスタ)で接地抵抗を測定する場合,接地抵抗計の端子記号E,S(P),H(C)と接地極③及び補助接地極①,②の接続方法として,正しいものは。なお,接地極と補助接地極は一直線上に配置する。

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正解:ハ
直読式接地抵抗計では、E端子を測定する接地極③に、S(P)端子を中間の補助接地極②(電圧用)に、H(C)端子を遠い補助接地極①(電流用)につなぎます。
問36 高圧受電設備に使用されている地絡方向継電器(DGR)の保護装置試験として,行わないものは。

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正解:ハ
地絡方向継電器(DGR)の試験では、動作電流値試験・動作電圧値試験・位相特性試験・動作時間試験などを行います。動作周波数試験は行いません。
問37 次の文章は,絶縁用保護具等の定期自主検査で,遵守しなければならない点検及び記録等についての記述である。「通常使用している絶縁用保護具等は,_①ヶ月以内に1回耐電圧試験を行い,結果を記録し,②年間保存すること。」上記の空欄にあてはまる数値の組

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正解:ロ
労働安全衛生規則では、常時使用する絶縁用保護具等は6か月以内ごとに1回、定期に耐電圧などの自主検査を行い、その結果を記録して3年間保存することとされています。
問38 「電気工事士法」において,第一種電気工事士免状の交付を受けている者でなければ従事できない作業は。

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正解:ハ
電気工事士法で第一種電気工事士でなければできないのは、最大電力 500 kW 未満の需要設備(自家用電気工作物)の電気工事です。400 kW の需要設備の受電用ケーブルを電線管に収める作業(ハ)がこれに当たります。800 kW の需要設備、発電所、配電用変電所は電気工事士法の対象外です。
問39 次の法律のうち,電気保安を主旨とした法令に含まれないものは。

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正解:ハ
電気保安を主旨とした法令は、電気事業法、電気工事士法、電気工事業の業務の適正化に関する法律、電気用品安全法などです。消費生活用製品安全法は消費生活用製品一般の安全を目的とした法律なので含まれません。
問40 「電気設備の技術基準を定める省令」において,電気使用場所における使用電圧が低圧の開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとに,電路と大地との間の絶縁抵抗値として,不適切なものは。

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正解:ハ
電気設備技術基準第58条の低圧電路の絶縁抵抗値は、300 V 以下で対地電圧 150 V 以下は 0.1 MΩ、その他の 300 V 以下は 0.2 MΩ、300 V を超えるものは 0.4 MΩ 以上です。「300 V を超え 450 V 以下は 0.3 MΩ」とした(ハ)が不適切です。
配線図(問41〜50)
問41〜45は、次の図についての問題です。図をタップすると大きく表示されます。

問41 ①で示す部分の結線図は。

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正解:ロ
正逆運転では、MC-2(逆転)側で3本の電源線のうち2本を入れ替えて電動機につなぎます。図のMC-2の配線をたどると、R相とT相が入れ替わり、S相はそのままV端子につながる結線になります。これを表しているのが(ロ)です。
問42 ②で示す図記号の機器は。

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正解:ニ
②の図記号は THR(熱動継電器、サーマルリレー)です。電動機の過負荷電流をヒータで検出して接点を動作させる機器で、写真(ニ)がこれに当たります。(イ)はマイクロスイッチ、(ロ)は制御用リレー、(ハ)はタイマです。
問43 ③の部分のインタロック回路の接点を示す図記号の組合せとして,正しいものは。

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正解:ハ
インタロックは、MC-1とMC-2が同時に動作して短絡しないよう、相手側のブレーク接点(b接点)を自分のコイル回路に直列に入れる回路です。ⓐ(MC-1側)にはMC-2のb接点、ⓑ(MC-2側)にはMC-1のb接点が入る(ハ)です。
問44 ④で示す接点が開路するのは。

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正解:イ
④はTHR(熱動継電器)のブレーク接点です。電動機に設定値を超える電流が継続して流れると、THRが動作してこの接点が開き、MC-1・MC-2のコイル回路を切って電動機を停止させます。
問45 ⑤で示す各表示灯の用途は。

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正解:ロ
SL-1はMC-1とMC-2のb接点が直列なので、どちらも動作していないとき(停止中)に点灯する停止表示です。SL-2はMC-1またはMC-2のa接点の並列なので運転表示、SL-3はTHRのメーク接点で点灯する故障表示です。
問46〜50は、次の図についての問題です。図をタップすると大きく表示されます。

問46 ①で示す機器の役割は。

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正解:ハ
①は零相変流器・零相電圧検出器と地絡方向継電器を組み合わせた、地絡方向継電装置付高圧交流負荷開閉器(DGR付PAS)です。需要家側の高圧電路で地絡が起きたときに地絡電流を検出し、高圧交流負荷開閉器を開放して、波及事故を防ぎます。
問47 ②の部分に施設する機器と使用する本数は。

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正解:ニ
②は計器用変圧器(VT)の一次側を保護する限流ヒューズです。V2Vは単相VT2台をV結線したもので、1台につき2本、合計4本の筒形の限流ヒューズ(ニ)を使います。(イ)(ハ)は刃形の端子をもつ別の形のヒューズです。
問48 ③で示す機器の二次側電路に施す接地工事の種類として,適切なものは。

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正解:ニ
③は計器用変流器(CT)です。高圧電路に施設する計器用変成器の二次側電路にはD種接地工事を施します。
問49 ④に設置する機器と台数は。

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正解:ニ
④の図記号は、単相変圧器3台をΔ−Δ結線した三相変圧器バンクを表します(「△3△」)。単相変圧器の写真(ニ)を3台設置します。(イ)(ハ)は三相変圧器です。
問50 ⑤で示す機器の接地線(軟銅線)の最小太さは。

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正解:ロ
⑤は変圧器の低圧側に施すB種接地工事です。高圧受電設備規程では、高圧電路と低圧電路を結合する変圧器のB種接地工事の接地線に、断面積 5.5 mm² 以上の軟銅線を使うこととされています。
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