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電験三種とは?試験科目・試験時間・合格基準・科目合格のしくみ
電験三種(第三種電気主任技術者試験)は、ビルや工場などの電気設備の保安監督をする「電気主任技術者」になるための国家試験です。電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)の保安監督ができます。学歴や実務経験などの受験資格はなく、だれでも受験できます。
4つの試験科目
| 科目 | 主な出題内容 |
|---|---|
| 理論 | 電気理論、電子理論、電気計測、電子計測 |
| 電力 | 発電所・変電所の設計と運転、送電線路・配電線路、電気材料 |
| 機械 | 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、自動制御、情報伝送・処理など |
| 法規 | 電気法規(保安に関するもの)、電気施設管理 |
試験時間と問題数
解答はすべて五肢択一((1)〜(5)から一つ選ぶ)です。問題はA問題(小問1つ)とB問題((a)(b)の2つの小問)に分かれています。
| 科目 | 試験時間 | A問題 | B問題 |
|---|---|---|---|
| 理論 | 90分 | 14問 | 3問(問17・18はどちらかを選択) |
| 電力 | 90分 | 14問 | 3問 |
| 機械 | 90分 | 14問 | 3問(問17・18はどちらかを選択) |
| 法規 | 65分 | 10問 | 3問 |
配点は、理論・電力・機械がA問題1問5点、B問題の(a)(b)が5点ずつで、合計100点です。法規はA問題が1問6点、B問題は(a)(b)が6点・7点などで、合計100点になります。
合格基準
科目ごとに合否が決まり、原則は100点満点中60点以上が合格です。ただし難易度に応じて調整されることがあり、直近では令和7年度上期の機械、令和6年度下期の電力、令和6年度上期の機械が55点でした。令和8年度上期の合格率(4科目すべて合格)は12.8%です。
科目合格のしくみ
4科目すべてに合格すると試験合格です。一部の科目だけ合格した場合は「科目合格」となり、申請すると、その科目は最初に合格した試験から連続5回まで免除されます。試験は年2回なので、およそ3年のあいだに4科目をそろえればよいことになります。1回で全科目をねらわず、2〜3科目ずつ計画的に合格していく人も多い試験です。
試験の時期と方式
- 試験は年2回(上期・下期)。それぞれCBT方式(テストセンターのパソコンで解答)と筆記方式(マークシート)があります
- 令和8年度下期は、申込受付が2026年11月9日〜26日、CBT方式が2027年2月4日〜28日、筆記方式が2027年3月21日です
- 受験手数料はインターネット申込みで7,700円(郵送の書面申込みは8,100円)です
- 電卓は四則演算と√(開平)ができるものが使えます。関数電卓や数式記憶機能のある電卓は使えません
日程や手数料は変わることがあるので、申込み前に一般財団法人電気技術者試験センターの公式サイトで必ず確認してください。
まずは過去問を1回分解いてみる
電験三種は、過去に出たのと同じ考え方の問題が繰り返し出ます。電験三種ドリルでは直近6回分を科目別に1問ずつ解け、過去問と解説では回ごとに全問の解説を読めます。今の実力を知るために、まず1科目分を時間を計って解いてみるのがおすすめです。