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第一種電気工事士の勉強法|学科試験を過去問で効率よく仕上げる順番
第一種電気工事士の学科試験は、50問中30問(60点)が合格ラインの目安です。満点を目指す必要はなく、出題パターンが決まっている分野で確実に点を取るのが近道です。ここでは、過去問を中心にした勉強の進め方をまとめます。
分野ごとの優先順位
| 分野 | 問題番号 | おすすめ度 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 受電設備の図・配線図 | 問30〜34、41〜50 | 最優先 | 15問分。機器の名前・役割・写真の組み合わせを覚えれば得点源になる |
| 機器・材料、施工 | 問11〜29 | 優先 | 写真の鑑別と施工の数値(離隔距離、支持点間など)。繰り返し出る |
| 検査・法令 | 問35〜40 | 優先 | 絶縁抵抗値、接地工事、電気工事士法・電気用品安全法。暗記で取れる |
| 計算 | 問1〜10 | 取れるものだけ | 直流回路・交流回路・三相交流・電力損失。半分取れれば十分 |
計算問題が苦手でも、残りの40問で30問を取れば合格できます。計算は、毎回出る基本的な形(オームの法則、力率、三相の電流、電圧降下など)だけ解けるようにしておきましょう。
過去問の回し方
- 1回分を時間を気にせず解く:最初は解けなくてかまいません。どんな問題が出るのかを知るのが目的です
- 間違えた問題の解説を読む:解説の中に出てくる用語(PAS、VCT、DGRなど)は、その場で覚えます
- 直近6回分を3周:1周目は解説を読みながら、2周目は自力で、3周目は間違えた問題だけを解きます
- 直前期は本番形式で:50問を140分で解き、30問以上取れるかを確かめます
電工1種ドリルでは、間違えた問題がこの端末に記録され、「間違えた問題」からまとめて解き直せます。分野別に出題することもできるので、苦手な分野だけを集中して練習できます。
受電設備は「流れ」で覚える
受電設備の問題は、機器を一つずつ覚えるより、電気が流れる順番で覚えると整理しやすくなります。責任分界点のGR付PAS → 引込ケーブル → 電力需給用計器用変成器(VCT) → 断路器(DS) → 遮断器(VCB) → 変圧器 → 低圧の幹線、という流れです。それぞれの機器の役割と写真を結びつけておくと、問30〜34と配線図の両方で点が取れます。詳しくは受電設備の図の読み方をご覧ください。
数値は表にまとめて覚える
施工と法令の問題では、同じ数値が何度も出ます。たとえば次のようなものです。
- 低圧の絶縁抵抗値:対地電圧150 V以下は0.1 MΩ、300 V以下は0.2 MΩ、300 V超は0.4 MΩ以上
- 高圧の絶縁耐力試験:最大使用電圧の1.5倍(6 600 Vの回路は10 350 V)を連続10分間、ケーブルを直流で試験するときはその2倍
- キュービクルの主遮断装置:PF・S形は受電設備容量300 kV·A以下、CB形は4 000 kV·A以下
- 高圧カットアウトで開閉できる変圧器:300 kV·A以下
- ケーブルラックの接地の省略:乾燥した場所で長さ4 m以下
こうした数値は、間違えた問題の解説に出てくるたびに書き出しておくと、直前期の見直しに使えます。
2種の知識はそのまま使える
第二種電気工事士の内容(低圧の工事方法、器具の鑑別、電気工事士法など)は、第一種でもそのまま出題されます。2種に合格してから時間がたっている場合は、電工2種ドリルで低圧の基本を復習してから1種の過去問に入るのもおすすめです。