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第一種電気工事士とは?学科試験の出題数・試験時間・合格ライン・免状までの流れ
第一種電気工事士は、一般住宅や小さな店舗に加えて、ビルや工場などの最大電力500 kW未満の自家用電気工作物の電気工事ができる国家資格です。第二種電気工事士の上位資格にあたり、高圧で受電する設備の工事にも従事できます。このページでは、試験の全体像と免状を受け取るまでの流れをまとめます。
第一種と第二種の違い
| 第一種電気工事士 | 第二種電気工事士 | |
|---|---|---|
| 工事できる範囲 | 一般用電気工作物と、最大電力500 kW未満の自家用電気工作物 | 一般用電気工作物(住宅・小規模な店舗など) |
| 学科の出題数 | 50問 | 50問 |
| 学科の試験時間 | 140分 | 120分 |
| 免状の交付 | 試験合格+実務経験3年以上 | 試験合格で交付 |
自家用電気工作物のうち、ネオン工事と非常用予備発電装置工事は「特殊電気工事」とされ、別の資格(特種電気工事資格者)が必要です。
学科試験の基本
| 出題数 | 50問(すべて四肢択一) |
|---|---|
| 試験時間 | 140分(2時間20分) |
| 配点 | 1問2点・100点満点 |
| 合格ラインの目安 | 60点(30問正解) |
| 方式 | CBT方式(パソコンで解答)と筆記方式(マークシート) |
問題は「一般問題」40問と「配線図」10問に分かれています。一般問題は、計算(問1〜10)、機器・材料(問11〜20)、施工・受電設備(問21〜34)、検査・法令(問35〜40)の順に出ることが多く、問30〜34は高圧受電設備の図を見て答える問題です。配線図(問41〜50)は、高圧受電設備の単線結線図や、電動機の制御回路の図がよく出ます。
試験の時期と手数料
- 試験は年2回(上期・下期)。上期の学科試験はCBT方式のみ、下期はCBT方式と筆記方式があります
- 令和8年度下期は、学科試験(CBT方式)が2026年9月11日〜10月18日、筆記方式が2026年10月4日、技能試験が2026年11月21日でした
- 受験手数料はインターネット申込みで13,000円(郵送の書面申込みは14,400円)です
日程や手数料は年度によって変わることがあるので、申込み前に一般財団法人電気技術者試験センターの公式サイトで必ず確認してください。
技能試験
学科試験に合格すると、同じ期の技能試験に進みます。技能試験は60分で、材料と工具を使って課題の配線を完成させます。出題される課題の候補は事前に公表されるので、候補問題をひととおり練習してから本番に臨むのが一般的です。学科に合格して技能試験に不合格だった場合、次回の学科試験は申請により免除されます。電気主任技術者の免状を持っている人なども、学科試験が免除されます。
免状を受け取るまで
- 学科試験・技能試験に合格する
- 電気工事の実務経験を3年以上積む(令和3年4月から、学歴に関係なく一律3年以上になりました)
- 住んでいる都道府県の知事に免状の交付を申請する
実務経験は、試験に合格する前のものも含めて数えられます。免状の交付を受けたあとは、5年以内ごとに「自家用電気工作物の保安に関する講習」(定期講習)を受ける必要があります。
まずは過去問を1回分解いてみる
第一種電気工事士の学科試験は、過去と同じ知識を問う問題が繰り返し出ます。電工1種ドリルでは直近6回分の300問を1問ずつ解けます。過去問と解説では、回ごとに全50問の問題と解説を読めます。進め方は電工1種の勉強法、受電設備の図の問題は受電設備の図の読み方にまとめています。